
訪問看護の会社って、これから伸びるんかな?
そんな疑問をお持ちのあなたへ。
この記事では、訪問看護ステーション向けにクラウドサービスを提供する株式会社eWeLL(証券コード:5038)について、事業内容から業績、今後の勝手な株価予想をしてみました!。
この記事を読めば、eWeLLがどんな会社で、今後どのように成長していく可能性があるのか、そして現在の株価が投資対象として魅力的なのかを判断できるようになります。
- どんな事業で儲けているのか?
- 業績は伸びているのか?
- 現在の株価は割安なのか?
なるべく分かりやすく解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
企業概要とビジネスモデル
基本情報
銘柄名 | 株式会社eWeLL |
証券コード | 5038 |
業種 | 情報・通信業 |
上場市場 | 東証グロース |
ビジネスモデル・収益構造
- 主な事業内容
eWeLLは、訪問看護ステーション向けのクラウド型業務支援ツール「iBow(アイボウ)」の開発・販売を主力事業としています。iBowは、訪問看護の現場で必要な看護記録の作成や情報共有、レセプト(診療報酬請求書)作成などを一気通貫で支援するSaaS型サービスです。 - 収益モデル
iBowの利用料(月額課金)が主な収益源です。利用する看護師の人数に応じて料金が変動するID課金制を採用しており、安定的な収益が見込めるストック型のビジネスモデルです。 - 収益構造(セグメント別売上比率など)
事業セグメントは「訪問看護ステーション向けサービス提供事業」の単一セグメントです。売上のほとんどをiBow利用料が占めています。 - 主な顧客層
全国の訪問看護ステーションが主な顧客です。
属する市場の規模や成長性など
- 市場のトレンド
2025年には、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、医療・介護の需要がさらに増大する「2025年問題」が目前に迫っています。国は医療費抑制のため、在宅医療へのシフトを推進しており、訪問看護の重要性はますます高まっています。厚生労働省「社会医療診療行為別統計」で在宅医療の診療回数を見てみると、平成28年データでは401.5万回、令和6年データでは626.5万回と約1.5倍に伸びています。
- 市場成長率
訪問看護ステーションの数は年々増加傾向にあります。一般社団法人全国訪問看護事業協会「訪問看護ステーション数 調査結果」によれば、2025年4月1日時点のステーション数は18,754箇所と、10年前よりも2倍超となっており、年平均だと約10%の成長率と驚異の成長率ですね。 - 市場の特徴
訪問看護ステーションの多くは小規模事業者であり、IT化が遅れているケースも少なくありません。そのため、導入しやすく、サポート体制が充実したサービスが求められる傾向にあります。 - 主な競合
同業他社にも同様のサービスは存在しますが、eWeLLは看護師でもある社長の現場経験を活かした使いやすさと、手厚いサポート体制で高い評価を得ています。 - 企業のポジション
iBowは、訪問看護に特化した電子カルテとして高いシェアを誇り、業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。

訪問看護って、これからますます大事になるんやな。ワイも家で看てもらいたいわ。eWeLLは、その現場を助ける縁の下の力持ちってわけか。ええ仕事してるやん!
業績と株価の分析
業績推移と今後
過去5年実績と会社予想
決算期 | 売上高(百万円) | 営業利益(百万円) | 当期純利益(百万円) | EPS(円) |
2020年12月期 | 790 | 201 | 184 | 14.7 |
2021年12月期 | 1,192 | 401 | 340 | 27.0 |
2022年12月期 | 1,603 | 692 | 449 | 33.6 |
2023年12月期 | 2,069 | 908 | 612 | 43.1 |
2024年12月期 | 2,571 | 1,135 | 808 | 53.8 |
2025年12月期(予想) | 3,349 | 1,494 | 1,040 | 68.7 |
過去5年の成長率 | 33.49% | 49.36% | 41.40% | 36.19% |
超高成長企業!過去5年間での平均成長率は36%を超えており、市場規模の増加率以上に利益が伸びています。
市場規模の拡大と、IT化の推進が良い具合にマッチしている感じですね。
PER推移と現状
PERの過去推移
eWeLLの平均PERは45倍前後です。大体29倍~61倍くらいのレンジ。現在は34.3倍と、過去水準の中では低めの位置にあります。
上場したてのころに比べて低くなっており、新興企業の評価が適正になってきた感覚がありますね。
業界平均との比較
情報・通信業(グロース市場)の平均PERは200倍超と、参考になるのかならないのかという水準。
それに比べたら、eWeLLのPERは低めですが、これはグロース市場が割高すぎ?
参考にするとしたら、スタンダード市場の平均PER40倍、プライム市場の平均PER20倍が目安でしょうか。ちょうど中間点くらいに位置していますから、いずれ市場変更するくらいに成長期待がある、とも言えますかね。
今後のPER水準の予想
超高成長な企業であるにも関わらず、PERは適正水準。まだ上場してから数年程度しかないこと、訪問看護市場の成長期待も含めれば、今後のPERは微増すると考えます。
「株価=EPS×PER」
株価(円) | EPS(円) | PER | ||||
2022.9.30 | 1,857 | (増減率) | 34.9 | (増減率) | 53.2 | (増減率) |
2025.8.1 | 2,385 | 28.4% | 69.6 | 99.4% | 34.3 | -35.6% |
今後予想 | 3,240 | 35.8% | 90.0 | 30.0% | 36.0 | 5.0% |
※2022年のPERは、株価/2022.12期の実績EPSより算出
これまでの株価の増減(2022年⇒2025年)
- EPSは+99.4%
- PERは-35.6%
- 株価は+35.8%
今後1~2年の株価予想
- EPSは+30.0%(過去5年間成長率を継続)
- PERは+5.0%(現状よりも、スタンダード市場の平均PERに近づく)
- 株価予想は+35.8%

威勢がええこと言っとるな! でも、ちゃんとリスクも考えとかんとアカンで。世の中、何が起こるか分からんからな。石橋を叩いて渡る慎重さも大事やで。
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